子どものころにあこがれたロボットを自分たちの手で形にした。バイクのような乗り物に変身できる二足歩行型で、岐阜高専(本巣市)のロボット研究会が約4カ月かけて完成させた。21日に東京の両国国技館で開かれる「全国高専ロボコン」で全国デビューする。
「子どものころにテレビで見たカーレンジャーみたいな変身ロボットを作りたかったんです」。リーダーの春見光揮(こうき)さん(4年)は、熱っぽく語る。今年のロボコンは、全国の約120チームから選ばれた25体のロボットが7.5メートルのコースを往復して速さを競う。往路は人間のように歩き、復路は人が乗った乗り物をロボットが運ぶルールだ。
春見さんのチームは、折り返し地点でロボットと二輪車が合体し、バイクのような姿になってゴールをめざす。「変身型」は珍しく、予選の東海北陸地区大会では、このアイデアも高く評価された。
名前は「Accel(アクセル)」。アルミ製で体長140センチ、体重25キロ。人間のようななめらかな動きに近づけようと、ひざや足首などの両足の関節部分に計12個のモーターをつけ、複雑な動きを可能にした。歩行の速さは時速1キロでやや遅めだが、「技術力には自信がある」という。500点ほどのパーツをすべて手作りした。
大会に出場するため、5月にチームを結成。研究会の4年生11人と2年生3人で、まずは設計図づくりに取り組んだ。ホンダの人間型ロボット「ASIMO(アシモ)」などの動きをビデオで繰り返し観察したという。
「製作は失敗の繰り返しだった」。二足歩行はバランスを取るのが難しい。体が大きく揺れてなかなか前に進まなかった。最初は160センチあった体長を20センチ小さくし、足の裏に衝撃を吸収するバネをつけて解決した。
毎日、午後4時半から部室にこもった。ロボットが転倒するなど、失敗すれば一から作り直しだ。カップめんをすすりながら徹夜したこともあった。7.5メートルの歩行テストは2千回以上。操縦担当の野村真成(なおき)さん(4年)は「試行錯誤している時が面白かった」と振り返る。
4台目でやっと完成した「アクセル」。仰向けにして足の部分を二輪車と接続する。背中の部分にある、二つのおおぎ型の足を交互に動かして前進する仕組みだ。
ロボコンは熱いなぁ
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